フットサル、サッカーがうまくなりたいから自主練習でリフティングをやっているという方は多いのではないでしょうか?ボールタッチの練習方法の王道ですよね。
僕もリフティングは小さいころからたくさん練習してきました。しかし、リフティングもただやるだけでは効果が少なくもったいないです。
そのリフティングは本当に試合に活躍することにつながるでしょうか?
今回は「リフティングはどんな目的があって、どんなことにつながっているのか」というリフティングの本質について徹底的に解説していきます。
【前提】リフティングは試合で活躍するために行うもの
まずは大前提として、リフティングは試合で活躍するために行うものです。
リフティングにおいてはこの前提を忘れてしまう人が多いです。
試合で活躍するために練習していたのに、いつの間にかリフティングそのものが目的になってきてしまっている人、周りで見たことはありませんか?
もちろん遊びとして、リフティングをやっていたり、フリースタイルフットボールの練習として行っているなら全然大丈夫です!
ですがあなたがもしリフティングを練習して試合で活躍したい!と考えているのであれば常に試合でこの技術がどう活きるのかということは忘れないようにリフティングをしましょう。
リフティングにより得られるメリット
リフティングにより得られるメリットは以下のものが大きいです。
- ボールタッチの基本の感覚を養える
- プレーの中でのミスが減る
- 落ち着いてプレーができる
- トラップがうまくなる
などなど
ただやみくもにやるだけではこれらの効果を最大化させることはできません。
ここからはリフティングの効果を一段階アップさせるための練習方法をご紹介していきます。
中井健介のおすすめリフティング練習方法は「リフティング」+「移動」
リフティングの効果を増加させる練習方法としておすすめなのが、「リフティング」+「移動」です!
ワンタッチごとに1歩移動してその中でも、体の軸やボールタッチが乱れないように意識しながら行うのが凄く効果的です。
実際のプレー中もその場にとどまってボールを触るのはほとんどないですよね。
多くのプレーは動きながら行うはずです。なのでより実践につなげるためにもリフティングは移動しながらやってみましょう。
初心者でまだ難しいという方はまずはその場でやるリフティングで感覚をつかんでからで大丈夫です!
移動の時には軸足の使い方が重要です。
リフティング+移動の練習メニューで意識してほしいのは軸足の使い方です。
よくある失敗としてはボールを触るばっかりに意識が引っ張られて体のバランスがぐちゃぐちゃになってしまうケースです。
こうならないためにも両足に分散した意識を持つ必要があります。
分散させることで移動しながらでも体のバランスが安定します。軸足の足の裏で地面をしっかり押しながら移動するようにしましょう。蹴り足だけで行かないように!
ミスっても大丈夫。それをどう修正するかが大事。
ちなみにリフティングではミスが起きても大丈夫です。むしろミスが起きたときにどう対応するかが大切になります。
試合でもミスは起きます。
ミスに対して、体のバランスを崩さずに修正できるかどうかがリフティングの肝になります。
【ステップ1】ワンタッチごとに1歩歩いてキャッチを繰り返す
まずは最初にワンタッチするごとに1歩歩いてキャッチ。またワンタッチして移動してキャッチ。これを繰り返しましょう。
インステップ、インサイド、アウトサイドと順番にやっていきましょう。
【ステップ2】ジョギングしながらキャッチリフティング
少し慣れてきたらステップ1のスピードを上げて走りながらやってみましょう。難易度が上がりますが、この時もボールタッチや体のバランスが乱れないように意識しながら。またミスがあっても修正するということを大事にしてやっていきましょう。
【ステップ3】キャッチせずに移動しながらリフティング
最後はキャッチせず、連続でリフティングしながらリフティングです。
これもより難易度が上がりますが、いい練習になります!
リフティングは修正力を鍛える意識でやろう
リフティングの練習をする時は、ただボールを続けることに集中するのではなく、ミスを修正する力を養うことを意識してみましょう。試合では、どんなに上手なプレイヤーでもミスや予期せぬ事態が必ず起こります。そのため、ミスやボールが思わぬ方向にいった時にどう対応するかがとても大切です。
リフティング中にボールがうまくいかなかった時でも、焦らずに体勢を整え、プレーを続ける練習をすることで、試合中のミスにも冷静に対処できるようになります。試合では常に完璧なプレーができるわけではないので、ミスを修正して次の動きに繋げる力はとても役立ちます。
つまり、リフティングで磨けるのはボールタッチの技術だけでなく、瞬時の判断力やバランス感覚、そして「修正力」が試合でも大いに活かされます。ミスを恐れず、リフティングで修正することに挑戦することで、自然と試合での対応力も向上していくでしょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました!!