
こんにちは中井健介です!
僕もサッカー、フットサルを両方経験しているのですが、最初はフットサルのルールがよくわかっていませんでした。
- フットサルとサッカーのルールの違いを知りたい
- フットサルに誘われたけどルールがわからない
今回はこんなお悩みをお持ちの方に向けてフットサルとサッカーの違いを画像や図解なども用いて、どこよりもわかりやすくご紹介します。
これを身に着けることでフットサルがある程度分かるようになります!観戦もプレーも楽しめるようになります!
- フットサル日本一経験者
- 元Fリーガー(ペスカドーラ町田)
- 自らが選手兼監督を務めるFC NAKAIを立ち上げ、YouTube番組「目指せ!Fの頂」が総再生回数400万超え。


サッカーとフットサルのルールの違い
サッカーとフットサルのルールの違いを表でまとめました!
詳細は以下の解説を確認してくださいね!
サッカー | フットサル | |
---|---|---|
コートの大きさ | 縦110m×横64m | 縦40m×横20m |
ボールの大きさ | 5号球(直径22cm) | 4号球(直径20.5cm) |
ゴールの大きさ | 高さ2.44m×幅7.32m | 高さ2m×幅3m |
1チームの人数 | 11人 | 5人 |
試合時間 | 90分(45分×2) ランニングタイム | 40分(20分×2) プレイングタイム |
タッチラインを割った場合 | スローイン | キックイン |
ゴールラインを割った場合 | ゴールキック | クリアランス |
交代 | アウトオブプレーの時、審判の許可を得て交代を行う。 | 自由。インプレー中でも、審判の許可なしで交代可能。 |
オフサイド | あり | なし |
キーパーへのバックパス | 無制限 | 相手が触るか、ハーフラインを超えない限り、GKは一切ボールに触れられない。 |
5ファール | なし | あり(6つ目から第2PK) |
4秒ルール | なし | あり |
タイムアウト | なし | あり |
人数が違う【フットサルは1チーム5人】


フットサル | サッカー | |
---|---|---|
1チームの人数 | 5人 | 11人 |
フットサルは5人対5人で戦うスポーツです。
フィールドプレーヤー4人、ゴールキーパー1人で戦います。
ベンチには9人登録することができて、交代ゾーンからいつでも交代できます。
また、交代してもそのあと何度でも出場することができます。


試合時間が違う【20分→ハーフタイム→20分のプレイング】
フットサル | サッカー | |
---|---|---|
試合時間 | 40分(プレイングタイム) | 90分(ランニングタイム) |
フットサルの試合時間は前半20分と後半20分の合計40分です。
ただし、ボールがコートの外に出るといったん時計の針は止まります。
ボールがコートの中に入ってからまた試合時間が進んでいきます。これをプレイングタイムと言います。
サッカーのようにボールがピッチの外に出ても時間が流れ続ける形式をランニングタイムと言います。
このため、実際に試合にかかる時間は2時間前後になることが多いです。



フットサルはすべてのサイズが小さい【ゴール・コート・ボール】
フットサル | サッカー | |
---|---|---|
ゴール | 高さ2m×幅3m | 高さ2.44m×幅7.32m |
コート | 縦40m×横20m | 縦110m×横64m |
ボールの大きさ | 直径 20.5cmの4号球 | 直径22cmの5号球 |
サッカーは68m×105mのコートのサイズでプレーしますが、フットサルは20m×40mと1/9程度の広さしかありません。
それに伴いボールやゴールもサッカーより小さいです。それぞれのサイズを紹介します。
ゴール


サッカーゴールは高さ2.44m×幅7.32mであるのに対して、フットサルは「高さ2m×幅3m」と小さめになっています。
体の大きいキーパーが立つとシュートコースはかなり少なくなりますね。
コート


先ほども述べた通り、サッカーのコートは「縦110m×横64m」が基本であるのに対し、フットサルのコートは「縦40m×横20m」です。サッカーの1/9の大きさと言われています。
ざっくりとしたイメージとしてはサッカーのペナルティエリア内でプレーするような感じですね。
ボール


サッカーとフットサルでは使用されるボールが異なります。
サッカーでは一般的に直径22cmの5号球が使われますが、フットサルでは直径20.5cmの4号球が使われます。
つまり、フットサルのボールはサッカーのボールよりも少し小さくなっています。(小学生年代のフットサルでは、さらに小さな直径19cmのボールが使用されます)
また、フットサル用のボールは、コートが狭いためにボールが頻繁に外に出てしまうのを防ぐために工夫されています。
そのため、フットサルのボールは少し重めで、弾みにくい特性を持つローバウンドと呼ばれるものです。
これにより、よりコントロールしやすく、スピーディなプレーが可能となります。
フットサルはオフサイドがありません【待ち伏せOK】
フットサル | サッカー | |
---|---|---|
オフサイド | なし | あり |
サッカーではゴールキーパー以外の相手選手よりも前でボールに関わる場合、オフサイドが適用され、プレーが制限されるルールがあります。このオフサイドルールは少し複雑で初心者の方には理解が難しいものです。
一方、フットサルではオフサイドの概念が存在しません。
したがって、フットサルでは相手選手よりも前で自由にボールを受け取ることができます。
オフサイドのルールがないことで、フットサルではプレーがより自由度の高いものとなり、さまざまな戦略やアプローチを実行することが可能となります。
これにより、フットサルはよりスピーディでエキサイティングなプレーが特徴となっています。





フットサルは5ファールがある
フットサル | サッカー | |
---|---|---|
5ファール | あり(6回目から第2PK) | なし |


サッカーは試合中何度ファールしても、特に罰はありません。
しかしフットサルではファールを5回犯してしまうと、6個目のファールから相手に第2PK(ゴールから10mの位置からの壁なしフリーキック)が与えられます。これはすごくピンチです。(ちなみにハーフタイムでファールの数はいったんリセットされます。)
このため、フットサルで勝つためにはファールをしすぎないように気を付ける必要があります。



フットサルは4秒ルールがある
フットサル | サッカー | |
---|---|---|
4秒ルール | なし | あり |
フットサル特有のルールとして、4秒ルールというものがあります。
ボールがコートの外に出てキックインだったり、コーナーキックだったりと、セットプレーで再開するときに、その再開を4秒以内に始めなければならないというルールです。
これは試合のスピード感を保つためのルールです。






フットサルは交代自由【何度でも出入りOK】
フットサル | サッカー | |
---|---|---|
選手交代 | いつでも何度でも交代自由 | 一度交代したら試合に戻れない |
サッカーでは一度交代してピッチから出た選手はその試合に出ることができません。また、交代する際は審判が試合を止めて選手交代をしますね。
これに対してフットサルの交代は自陣ベンチ前の交代ゾーンからいつでも誰でも、審判の許可をとらずにできます。
一度交代した選手も再び出場することができます。
このためフットサルでは疲れた選手をどんどん交代しながら、試合を進めるのが一般的です。



フットサルはキーパーへのバックパスルールがある【キーパーがボールを触れるのは一回だけ!】
フットサル | サッカー | |
---|---|---|
バックパスルール | 自陣では1度だけキーパーにバックパス可能 | キーパーへのバックパスは何度でもOK |


キーパーへのバックパスはフットサルで最も複雑なルールの一つかもしれません。
初心者の方は理解するのに苦労するポイントだと思います。
このバックパスルールは要するに
ゴレイロがボールを触れるのは一回だけ
というルールです。
例えばキーパーがクリアランス(サッカーでいうゴールキック)でボールをフィールドプレイヤーにパスして、その選手が相手がボールを触ってないにもかかわらずキーパーにバックパスをしてしまうと反則になります。
バックパスの反則をすると相手チームに間接フリーキックが与えられてしまいます。
サッカーではキーパーもボール回しに参加して何度もボールを触ることがありますが、フットサルではそれはありません。






ただし、以下の場合はキーパーにバックパスをすることができます。
- 相手チームの選手がボールを触った場合
- ゴレイロ自身がハーフラインを越えてボールを受ける場合
一度でも相手がボールを触ればリセットされ、もう一度キーパーにバックパスをすることができます。
また、キーパー自身が相手陣内まで侵入したときは、このルールは適用されなくなり、相手陣内では何回でもボールを触ることができます。
ちょっと複雑ですね。これはやりながら慣れていくしかありません。
初心者向けのエンジョイ大会や個サルではわかりやすくするためこのバックパスルールをなしにしていることも多いです!








フットサルはサイドからの再開方法はスローインではなくキックイン


フットサルには、ボールがコートの外に出た際のプレー再開方法にも独自のルールが存在します。
サッカーでは、ボールがコートの外に出た場合、手を使ってコート内にボールを投げ入れる「スローイン」がプレーの再開方法として採用されます。
一方、フットサルではボールをタッチライン上に置き、足で蹴る「キックイン」が再開方法として採用されています。
ゴールラインを割った時の再開方法はゴールキックではなくクリアランス






フットサルでは、ゴールキーパー(ゴレイロ)によるプレー再開方法はゴールクリアランスと呼ばれます。
この点はサッカーとは大きく異なります。サッカーではゴールキックで再開しますが、フットサルではキーパーが手でボールを投げて再開させます。
ちなみにクリアランスにも4秒ルールが適用されるため、キーパーをするときには注意が必要です。
スピーディーな展開で男女問わず楽しめるのがフットサルの魅力


フットサルとサッカーの違いを解説してきました。
フットサルは、サッカーと比較して少人数で始められる手軽さが大きな魅力です。5人集まればチームを結成でき、コートもサッカーの約9分の1の広さであるため、場所の確保も容易です。
また、性別や年齢を問わず、誰もが参加しやすいスポーツであり、家族や友人と一緒に楽しむことができます。
さらに、ボールに触れる機会が多く、試合展開もスピーディーであるため、初心者でもゲームの流れを感じやすく、得点のチャンスも豊富です。
このように、フットサルは手軽さと楽しさを兼ね備え、多くの人々に親しまれています。
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このサイトをきっかけにフットサルへの知識や理解を深めてよりフットサルにはまっていってもらえたら嬉しい限りです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!