
こんにちは、中井健介です!
フットサルをしていると、こんな悩みを持つ人が多いと思います。
- 「ドリブルで抜きたいのに、相手に読まれてしまう」
- 「パスを受けても、すぐにボールを奪われてしまう」
- 「自分より身体能力の高い相手に勝てない」
僕も選手として、何度もそういう場面を経験してきました。
でも実は、特別なスキルや派手なフェイントがなくても、相手を崩すことは可能です。
そのカギになるのが今回紹介する「足技テクニック」。
相手のタイミングをずらすだけで、一気に形勢が変わります。
シンプルですが、左右の足で使えると、交互に使うなどして、相手のタイミングをずらして、先手を取った状態でその後のプレーができるようになります。
初心者から経験者まで、全員に効く実戦テクニックとなりますので、ぜひ最後まで読んで、自分のプレーに取り入れてみてください!
1. 【基本】逆足トラップで相手のリズムを崩す
普通にトラップすると読まれやすい
多くの人が、パスを受ける時、トラップミスをしないためにも「利き足」でボールを止めます。
右利きなら右足で、左利きなら左足で。
これは自然な動作ですが、相手ディフェンスは前回の記事でお伝えした通り、「利き足」に対してディフェンスをしてくるので、「予想通り」のプレーとなります。
あえて逆足を使う
そこでオススメなのが、逆足でトラップし、すぐに利き足でかわすこと。
例えば僕は右利きですが・・・、右足でトラップして、右足で運ぶと、トン・・・トンという、綺麗なリズムでは運んでいくと思います。これが通常のリズムで、ディフェンスが基本、イメージする、つまり対応してくるイメージです。
あえて左足でトラップし、その後すぐに右足に持ち替えてタッチすれば、ト、トンというタイミングになり、これにより相手のタイミングをずらすことができます。
通常のリズムの中に、ポイントとして使っていくと、かなり効果的に、相手に効いてくるはずです。


実際の試合での効果
試合中は、相手ディフェンスがボールを奪いに来るときこそ、このプレーが余計に刺さります。
前に重心がかかっている分、急ストップができず、逆足トラップのタイミングで前のめりになっているので、トトンという素早い2タッチにより、一瞬で相手をずらせる・はがせる瞬間が生まれるはずです。
結果として、スムーズに前へ進むことができます。
「逆足トラップから、すぐに利き足に切り替え」
これだけで攻撃の幅が一気に広がります。
2. 【実践】「トトン」のリズムでタイミングを奪う
よくある失敗例
ポイントはトラップした後、すぐに利き足でボールを運ぶことです。
逆足でトラップしたにもかかわらず、利き足でトラップした時と同じリズム、トン・・・トンのリズムでボールを運んでしまうと、いつものタイミングと変わらず、ディフェンスの意表を突くことにはなりません。
今回のプレーは「トトン」。
トラップした後、足を速く地面につくイメージ、トラップしたらすぐにボールを運ぶイメージを持ってやってみてください。
この“ワンテンポ早い”リズムが相手の反応を狂わせます。


リズムがズレると守備は対応できない
守備側は攻撃側のリズムに合わせて動こうとします。
しかし、想定より半拍早い動きが来ると、反応できません。
これは音楽に例えるとわかりやすいです。
演奏していてリズムを外されると、つい遅れる。
フットサルでも同じで、相手は一瞬止まってしまいます。
練習方法
- 最初は「普通のトラップ」と「逆足トラップ」を織り交ぜて練習する
- その際、逆足トラップを使うときは一気に相手をかわすイメージを持つ
- 慣れてきたら「逆足トラップ」からの動きを反復練習し、スムーズに突破に移行できるようにする
- 最後にゲームの中で、何度も試してみる
最初の方は練習の時に、ボールに触るタイミングで声に出して「トン・・・トン」「トトン」と言いながらやると、リズムを確認できておすすめです。
3. 【応用】1対1のドリブルで相手を置き去りにする
ドリブルの駆け引きにも使える
このテクニックは、パスを受ける場面だけでなく 1対1のドリブル の中にも応用できます。
例えば、相手を正面にして仕掛けるとき、わざと逆足で触り、リズムを変え、相手が逆足タッチのタイミングで食いついてきたら、すぐに利き足で逆を突いてく。
こうし先手を取り、相手ディフェンスを置き去りにすることができたら、ゴールに直結するプレーにもなります。
また、先手を取ったことで、相手が挽回に必死になったところを見計らって、キックフェイントやターンを入れると、さらに大きなズレを生み出すことも可能です。


両足で使えることで守備は迷う
右利きの人が、「左足で止めて右に行く」ことができるようになったら、是非、同じような考え方で、「右足で止めて、左足に行く」動きも練習してみてください。
「両足でできる」「両方行ける」状態になれば、相手ディフェンスは大いに迷うことになります。1回の1対1の中でも、左足で止めて右に動かす、右足で止めて左に動かすという動きを入れることで、相手ディフェンスはどんどん飛び込めなくなると思います。ボールを止めるタッチをするごとに、ディフェンスは迷ったり、一瞬止まって対応してくるようになれば、キープしているだけでも優位状況をつくれます。
実戦エピソード
僕自身も、試合の中で「リズムの変化」を意識しています。
リズムを変える、ボールを置く位置を変える、色んなフェイントを織り交ぜる、仕掛けるタイミングを変える、ドリブルで相手を抜くためには色んな仕掛けがあると思いますが・・・
是非、今回紹介した、シンプルに、タイミングをずらす というアイデアも持って、試合の中でも使ってみてください。
むしろ、身体能力差があり、相手がボールを奪おう・奪えるとプレッシャーを強めてくるほど、効果を発揮するのがこの技です。
まとめ
今回紹介した「足技テクニック」は、シンプルだけど驚くほど効果的なテクニックです。
- 逆足トラップを使う
- 「トトン」のリズムで変化を出す
- 1対1のドリブルにも応用できる
難しい技ができなくても、「相手のタイミングを外すこと」でドリブル突破できます。
だからこそ、このプレーは初心者から上級者まで全員におすすめできます。
次の練習や試合でぜひ試してみてください。
そして「やってみたら効いた!」「ここが難しかった!」など感想をコメントで教えてもらえると嬉しいです。