
こんにちは、中井健介です!
フットサルやサッカーで「1対1の駆け引き」を制するために欠かせないのがシザースフェイントです。ただ、多くの人は「難しそう」「自分にはできない」と感じてしまいます。実際に僕自身も、ドリブルが苦手でシザースを避けていた時期がありました。
しかし、ある時に出会ったテクニックをきっかけに「これなら抜ける!」と自信が持てるようになったんです。それが今回紹介する試合で使えるシザースフェイントTOP3です。
この記事では、初心者でもすぐに使えるシンプルな技から、順を追って、試合で使えるシザースフェイントのトップ3を徹底解説します。単なる動きの説明に留まらず、練習方法、失敗例、そして駆け引きの本質に迫っていきたいと思います。
第3位:驚くほど簡単!「ハーフシザース」
最初に紹介するのはハーフシザースです。通常のシザースはしっかりとボールをまたぎますが、これは半分だけ動きを見せるだけ。軽く足を出すだけで、相手は「来るかもしれない」と思い、自然と体重を移動してしまいます。
僕もドリブルが苦手だった頃にこの技に出会い、「あれ?これだけで抜けるの?」と驚きました。完璧に騙す必要はなく、ほんの少し揺さぶるだけで十分な時があります。


練習方法: 最初はボールを置いた状態で鏡の前に立ち、足だけで「半分のまたぎ」を繰り返してみましょう。リズムをつかめたら、軽くドリブルをしながら入れる練習に発展させます。スピードを上げなくても効果があるので、まずは正確さを意識してください。
失敗例: 多くの初心者は最初から「大きくまたごう」としてうまくいきません。最初は小さな動き、軽いフェイントから始めてみてください。
このハーフシザースは初心者が成功体験を積むのに最適。最初にチャレンジしてもらうシザースとして最適だと思いますし、練習のファーストステップにもおすすめです。
第2位:縦への圧力が武器!「縦取りシザース」
次に紹介するのは縦取りシザース。これはドリブルで縦突破を狙う流れの中に、シザースをひとつ加えるだけのシンプルな技です。
重要なのはスピードの強弱です。ボールを相手にさらしながら、例えばインサイドで縦に少しずつ運んでいる状態から、足裏でボールを引っ張ってきます。この時のスピードが大事です。スピードを上げたことで、相手は「縦に来る!」と思った瞬間にシザースを入れて、中に行くような動きを見せ、相手に揺さぶりをかけ、前に運ぶことで、縦突破ができます。
得意なサイド、右利きであれば左サイドで使うと決まりやすいと思います。


一連の動きをセットで、スムーズにできるよう、繰り返し、練習してみてください!
練習方法: コーンを並べて、縦に運びつつ、①スピードを上げ、②シザースを入れてから、③縦に行く動作を繰り返しましょう。強弱の差を意識することで、相手の重心を崩す感覚がつかめます。
縦に突破するだけでなく、②のシザースのところで、実際に中に運ぶ動きも合わせて練習すると幅が広がります!
失敗例: スピードを一定のまま続けてしまうと、縦に抜きにかかるときに、相手に対応されやすくなります。「加速→フェイント→再加速」のリズムの変化が大切です。また、縦ばかりを意識しすぎて中へのフェイントが小さくなってしまうのも成功率が下がります。シザースフェイントにより、相手に「中に来る!」と思わせることが駆け引きのポイントとなります。
第1位:ゴール前で強力な武器となる「シザースシュート」
そして堂々の第1位はシザースシュート。これはゴール前で絶大な効果を発揮します。シュートの距離に入ったら、1対1を仕掛けても良いですが・・・、シザースフェイントを入れ、小さなズレを活かしてシュートまでもっていってしまいます。
例えばフットサルでキーパーと1対1になった時。
まず、体が外側に向くようにボールを運んでしまうと、『シュートを打ってくる』とキーパーに予測されてしまいます。
そこで、左足で先に触ることで体をいったん内側に向け、その後に外側に運び、シザースを入れることで、キーパーが(シザースを入れた)左足に反応し、構えをつくってしまうと、右足、シュートに対してコースが空きます。この状態を作ってシュートを打つと、一気にゴールが決まりやすくなります!


練習方法: ゴール前でマーカーを置き、シザースを1回入れてからシュートを打つ練習を繰り返しましょう。シザースの前のワンタッチでれ「体の向きを内側にする」ことを意識してください。上手くいかない場合は、①内側を向いてからシザース、②シザースしてからシュート、2つに分けて、動作の練習をしてみてください。
失敗例: シュートのタイミングを遅らせすぎると相手に寄せられてしまいます。シザースを入れた後、スムーズにシュートを打てるように練習しましょう。また、強引に力任せのシュートを打つのもNG。駆け引きでコースが空いたのであれば、強いシュートは不要なはずです。
「シザースシュート」の良いことろは、軸足側から、ディフェンダーが強く寄せてきた場合でも軸足でガードしながらシュートできることです。これにより、相手が強く来ればファールをもらえますし、ガードができれば、きちんとシュートまで持っていくことができます。
まとめ:シザースは「釣り」と同じ
今回は試合で使えるシザースフェイントTOP3を紹介しました。
- 第3位:初心者に最適「ハーフシザース」
- 第2位:縦突破とカットインを両立「縦取りシザース」
- 第1位:ゴール前の切り札「シザースシュート」
どの技も共通するのはシザースで相手を揺さぶり、反応させてから逆を取ること。シザースを「釣り」にして、うまく相手の逆を取れるよう、練習と実戦を重ねてください!
僕もドリブルが苦手な時期がありましたが、この「釣りの感覚」を理解した瞬間にプレーが変わりました。技術的な華麗さは、相手の『逆を突く』仕掛けやタイミングこそが勝負となってきます。
シザースは難しく感じる人も居ると思いますが、小さな動きからでも始めることができます。是非試合中に自然と体が動くようになるまで、練習に取り入れて、自分の武器にしてください。
今回伝えた3つのシザースフェイントの中で、できたものがあれば、コメントで教えてください!また、「すでに知っていた」「これは知らなかった」などもコメントいただけると嬉しいです。是非よろしくお願いします!