みなさんフットサルというスポーツは知っているでしょうか?
今回はフットサルというスポーツについて初心者にもわかりやすく説明します!
- フットサル日本一経験者
- 元Fリーガー(ペスカドーラ町田)
- 自らが選手兼監督を務めるFC NAKAIを立ち上げ、YouTube番組「目指せ!Fの頂」が総再生回数400万超え。
フットサルってどんなスポーツ?
サッカーコートの約9分の1の広さで行う5人制のスポーツです。ベースのルールはサッカーと同じで試合時間が終了したときにより相手のゴールに多くボールを入れた方が勝ちです。
ボールがサッカーボールより一回り小さく弾みにくいことや、交代自由であること、細かいスペースでのプレーが求められることなどサッカーと異なる点はいくつもあります。
サッカーからフットサルに転向したひとはみんな「別競技だ…」と言います。
競技人口は世界で1200万人以上とも言われ、日本のフットサル人口も2021年で約150―180万人という超メジャーとは言えなくても十分人気なスポーツであるといえる数字でしょう。気軽に楽しめるスポーツとして人気を博しています。
しかし、2011年のピーク時には約370万人であったことを考えると減少傾向にあるのが悲しい状況です。
フットサルの起源・歴史
フットサルの起源は2つの説があります。その起源は1930年ころに遡ります。
- サロンフットボール説:ウルグアイ、ブラジル発祥で南米に広まっていった弾まないボールを使っての室内サッカー
- インドアサッカー説:イギリス発祥のサッカーと同じボールで、壁を使っても良い室内サッカー
2つの起源にはそれぞれ異なるルールがありました。
しかし1994年にFIFAがミニサッカーの世界での広まりをみて、ルール統一を行い競技名を5人制サッカーからフットサルとしました。
日本では1970年代にミニサッカーとして広まり、1982年には「第一回世界サロンフットボール選手権大会」に出場。その後関東リーグを中心に地域リーグが盛り上がり、2007年に全国リーグである「Fリーグ」が発足しました。FIFAフットサルワールドカップ リトアニア2021ではベスト16、2021年のAFCフットサル選手権(アジアカップ)では優勝を収めるなど、少しずつですが強豪国の仲間入りへと近づいてきています。
フットサルの語源
「フットサル」という用語はスペイン語で「サッカー(Fútbol)」と「室内(Salón)」の合成語です。スペイン語の「futbol de salon(フットボール・デ・サロン)」の意味は室内で行うサッカー。これが省略されて「フットサロ」→「フットサル」と変化してきました。
強い国はどこ?
フットサルの強豪国はサッカーと同じくスペイン、ブラジル、ポルトガル、アルゼンチンあたりですね。この国はフットサルの文化も根付いており、ワールドカップでは決勝常連です。
フットサル日本代表に関してはサッカーでの世界での立ち位置よりも高いレベルにいるのではないかと言われています!
ぜひフットサルのワールドカップにも注目していただけると嬉しい限りです。
フットサルの魅力
フットサルが多くの人から愛されプレーされているのはなぜでしょうか?筆者自身も中学時代にフットサルに魅了され今でもフットサル選手としてプレーし続けています。
ここでは
- 趣味としてのフットサル(エンジョイ勢)
- 競技としてのフットサル(ガチ勢)
という二つの視点からフットサルの魅力を語っていきます。
趣味としてのフットサルの魅力
フットサルは趣味としても男女問わず人気です。
ここではガチでフットサルをするのではなく趣味として行うフットサルの魅力をお伝えします。
手軽に楽しめる
週末にサッカーをしたいと思った場合は11人対11人=合計22人と大きなコートを抑えなければいけません。これはなかなか手間ですよね。しかしフットサルは5人対5人の10人でできる上に民間のフットサルコートの予約もサッカー場を抑えるよりも手軽にできます。必要な用具も動きやすい服装とシューズとボールのみ!
サクッとメンバーを集めてボールを蹴ることができるのがフットサルの魅力の一つです!
性別や年齢を超えて楽しめる。
性別や年齢にとらわれず、様々な人たちと一緒にプレーできるという点もフットサルの大きな魅力です。
会社の懇親会でフットサルが採用されることもあるなど、フットサルは老若男女で楽しめるスポーツなのです。
様々な年代の人とボール一つで打ち解け、ゴールが決まったら一緒に喜ぶことができるのがフットサルの持つ魅力。
たくさんボールにさわることができる
フットサルはサッカーよりも人数が少ないため、一人当たりのボールに触る機会が増えます。これも魅力的ですね。
男性の中に女性が混じっても、女性がゴールを決めることも可能です。
初心者でも常にゲームの流れの中にいる感覚を味わえて、存分にボールを蹴る楽しさを味わえます。
競技としてのフットサルの魅力
ここからはガチ勢にとっての競技フットサルとしての魅力をお伝えします。
競技フットサルは自分がプレーするだけでなく観戦しても楽しめます。ぜひ一度お近くの地域で行われる競技フットサルの試合を見てみていただきたいです!!
得点がたくさん決まる
フットサルはコートが小さいため、シュートチャンスも多く、得点が多く決まりやすいです。やっぱり、ロースコアなゲームよりも得点の奪い合いの方が観ていて楽しいと思います。
スピーディな展開
コートが小さいため、ピンチかと思ったら5秒後には大チャンスということもよくあります。一瞬も目が離せないエキサイティングな試合展開は飽きることなく楽しむことができます。
チームスポーツ
フットサルは一人で勝つことはできません。仲間と力を合わせて、苦しい展開を乗り越えて試合に勝利した時の喜びは何物にも代えられません。僕もフットサルの大好きなところはここです。
競技人口の推移
さて、フットサルの魅力を語りつくしたところで(まだまだありますが、一晩かかってしまうのでやめておきます)
こんなフットサルの競技人口がどのように推移しているのかご紹介します。
年 | 愛好者人口(エンジョイ勢含む) | 選手登録者数 |
---|---|---|
2010 | 370万人 | |
2012 | 200万人 | |
2014 | 210万人 | 44,053人 |
2017 | 120万人 | 43,618人 |
2019 | 41,424人 | |
2021 | 33,992人 |
http://www.jfa.jp/about_jfa/organization/databox/futsa
l.htmlよりデータを引用し作成
データから見るにフットサル人口は「ひいき目に見ても盛り下がってきている」というのが正直なところです。ピーク時には370万人いた日本のフットサル愛好者の人口が2017年には1/3以下の120万人にまで下がってきてしまっています。
フットサル大好きな僕からすると悲しい現状です。
まとめ
さて、少し最後に辛気臭くなってしまいましたが、フットサルについて、理解を深めるお助けになれたでしょうか?
フットサルは初心者でも本当に気軽に始められるスポーツなので「体を動かす趣味が欲しい」という方は是非、気構えず始めてみてはいかがでしょうか?
ここまでお読みいただきありがとうございました!!