フットサルコートの正規サイズは?【バスケ、ハンドボール、バレーボール、サッカーとも比較】


この記事では「フットサルコートのサイズ」について解説していきます。

筆者のプロフィール
  • フットサル日本一経験者
  • 元Fリーガー(ペスカドーラ町田)
  • 自らが選手兼監督を務めるFC NAKAIを立ち上げ、YouTube番組「目指せ!Fの頂」が総再生回数400万超え。

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この記事で解決できること
  • フットサルコートのサイズ
  • フットサル場によってサイズが違う理由
  • 他競技のコートサイズとの比較(バスケ、バレー、ハンドボール、サッカー)
目次

フットサルコートのサイズ

フットサルは、小規模なコートで行われるサッカーのような競技です。ですがコートのサイズはサッカーよりもかなり小さいです。

フットサルコートの正規サイズ(公式戦で用いられるサイズ)は以下の通りです。

  • 縦(タッチライン):25m~42m
  • 幅(ゴールライン):16m~25m

ただし国際試合に用いるピッチのサイズは以下の通りです。

  • 縦(タッチライン):38m~42m
  • 幅(ゴールライン):20m~25m

このようにJFA公式にはありますが、競技フットサルでは基本的に正規の試合は20m×40mが一般的です。

面積で言うと20 × 40 = 800㎡です。

そのほかの長さなど

以下はJFA公式ルールからの引用です。

https://www.jfa.jp/laws/futsal/2021_22/

センターサークル

半径3mの円

ペナルティエリア

長さ6mの仮想ラインを2本、それぞれのゴールポストの外側からゴールラインに直角に描く。これらの仮想ラインの端から最も近いタッチラインの方向に、ゴールポストの外側から半径6mの四分円を描く。それぞれの四分円の上端をゴールポストの間のゴールラインに平行な3.16mのラインによって結ぶ。これらのラインとゴールラインに囲まれたエリアがペナルティーエリアである。

https://www.jfa.jp/laws/futsal/2021_22/

ペナルティーマーク

それぞれのペナルティーエリア内に、両ゴールポストの中央から6mで両ゴールポストから等距離のところにペナルティーマークを描く。このマークは、円形で半径6㎝である。

https://www.jfa.jp/laws/futsal/2021_22/

第2ペナルティーマーク

両ゴールポストの中央から10mで、両ゴールポストから等距離のところに第2ペナルティーマークを描く

コーナーアーク

それぞれのコーナーに半径25cmの四分円をピッチ内に描く

交代ゾーン

チームベンチの前のタッチライン上に交代ゾーンを設ける。競技者は、交代のために、ここから出入りする。
交代ゾーンは、チームベンチの直前に設け、その長さはそれぞれ5mとする。その両端をタッチラインに直角に幅8cm、長さ80cmで描く。 80cmのうち40cmをピッチの内側、40cmをピッチの外側に描く。

https://www.jfa.jp/laws/futsal/2021_22/

フットサル場によってサイズが違う理由

フットサルコートのサイズはフットサル場によって違いがあります。

その理由は以下のようなものがあります。

  • 土地の問題
  • レベルの問題

土地の問題

土地や構造の問題でそもそも縦幅が30mしかとれない、横幅が18mしか取れないなどの問題があります。

限られたスペースにフットサルコートを作ると一般的な20m×40mより小さくなってしまいます。

フットサルコート運営者の都合

例えば全面で貸し出せば20m×40mが取れるコートでもあえて2分割して貸し出すことで2団体が同時に使用できるため、売り上げが上がります。

また利用者としても半面の方が全面より少し安くなるというメリットがあります。

このため、多くのフットサルコートはあえて少し正規サイズが取れるスペースを分割して2面や3面で貸し出しをします。

これにより、1面あたりのコートの大きさは小さくなってしまうんです。

レベルの問題

大きなスペースがある場合でもレベルによってコートを小さくすることがあります。

例えばジュニア年代やビギナー向けのフットサルだと、正規の20m×40mだと広すぎてプレーヤーが疲れてしまい、あまり強度の高いゲームができません。

そのためあえてコートを小さくすることがあるんです。

他の競技のコートのサイズと比較

他競技のコートサイズを調べて、フットサルコートの正規サイズ(横20m×縦40m)と比べてどのくらいかをまとめました。

なじみのあるスポーツコートと比較すると、イメージがつかみやすくなるかと思います。

バスケットボールコートと比較

バスケットボールのコートの正規の大きさは以下の通りです。

  • 縦:28m
  • 横:15m
  • 面積:420㎡(15m×28m)

バスケコートの面積「420㎡」に対して、フットサルコートの面積は「800㎡」。なので約2倍フットサルコートの方が大きいですね。

ハンドボールコートのサイズ

ハンドボールのコートの正規の大きさは以下の通りです。

  • 縦:40m
  • 横:20m
  • 面積:800㎡(20m×40m)

ハンドボールコートの面積「800㎡」に対して、フットサルコートの面積は「800㎡」。フットサルコートとハンドボールコートの大きさは同じなんです。ちなみにゴールの大きさも同じです。

そのため、フットサルコートをそのままハンドボールコートとして使用することもあります。

バレーボールコートのサイズ

バレーボールのコートの正規の大きさは以下の通りです。

  • 縦:18m
  • 横:9m
  • 面積:162㎡(18m×9m)

バレーボールコートの面積「162㎡」に対して、フットサルコートの面積は「800㎡」。フットサルコートはバレーボールコートの約5倍の大きさということになります。

サッカーコート(フィールド)のサイズ

サッカーのコートの正規の大きさ(FIFA基準)は以下の通りです。

  • 縦:105m
  • 横:68m
  • 面積:7140㎡(105m×68m)

サッカーコートの面積「7140㎡」に対して、フットサルコートの面積は「800㎡」。フットサルコートはサッカーコートの約9分の1の大きさということになります。

まとめ

スポーツのコートサイズは、それぞれのスポーツの特性に合わせて設計されています。

フットサルコートは、そのスポーツのペースやプレイスタイルに適した小さなサイズが採用されています。

他のスポーツとの比較を通じて、各スポーツの独自の要素や戦術が浮き彫りになりますね。

今回はここまでになります。

お読みいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

中井健介
考えるフットサルの会 会長
フットサルで日本一を達成するなかで培った、”考えるフットサル”を全国のさまざまなプレーヤー、コーチに広める活動を行っています。
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