【フットサルの基本「アラアラ」】フットサルの基本戦術を徹底解説

こんにちは中井健介です！

フットサルには「アラ」「フィクソ」「ピヴォ」といった独特のポジションや、スピーディーな攻守の切り替えに対応するための戦術が数多く存在します。

今回ご紹介するのは、その中でも基本戦術となる「アラアラ」。この「アラアラ」のパスは、シンプルながら非常に有効で、初心者にもわかりやすく、すぐに実戦で活かせる戦術となります。

本記事では、アラアラの基礎から応用、そして、攻撃と守備、それぞれで意識するべきことについて、わかりやすく解説します。

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アラアラとは？シンプルだけど強力な基本戦術

「アラアラ」とは、フットサルのサイドポジション「アラ」から、逆サイドのアラへ出すパスを指します。コートの幅を使うことで、ボールサイドに寄った、相手ディフェンスの『対応の遅れ』を活用して攻撃する狙いがあります。

フットサルでは、ピヴォ・右アラ・左アラ・フィクソという4つのポジションを基に構成されており、フィクソを経由せず、間を通す「アラアラ」のパスは、ボールサイドに寄った相手ディフェンスを大きく揺さぶる攻撃となります。

このパス自体は単純ですが、相手の意識もボールサイドに向きがちなため、隙を突くことができ、戦術としては非常に有効なものとなってきます。初心者でもこの考えを理解し、常に「アラアラ」を意識することで、攻撃の脅威度、ディフェンスの負担を大きく上げることができるでしょう。

オフェンスにおける「アラアラ」の活用方法

アラアラは攻撃面において、攻撃の「スイッチを入れる」プレー、パスとなります。

例えば、左アラから右アラへパスを出すことで、ディフェンスラインの対応が遅れた場合、空いた時間とスペースを使って素早く攻撃を仕掛けたり、ピヴォとの２人組の関係を素早くつくる、コンビネーションプレーに発展させたりすることができます。

特に大事なのは、逆サイドのアラの選手が準備をしていること。パスを受けると同時に、ドリブル、シュート、さらにピヴォへの落としなど、次の展開をイメージできているのが理想です。

また、相手ディフェンスがピヴォに注意を取られている瞬間を突くと、より高い確率でパスが通りやすくなり、相手ピヴォがディフェンスに入れない状態から、攻撃をスタートできます。

ディフェンスで「アラアラ」を抑えるポイント

攻撃側が「アラアラ」を仕掛けてくることを想定したとき、守備側が意識すべきなのは、まず、アラアラの“パスラインを切る”ことです。

ボールサイドに引き寄せられがちな状態で、逆サイドのアラにパスを通されてしまうと、一気に守備を崩されてしまうリスクが生まれてしまいますので、しっかりパスラインを切りましょう。

そのうえで、守備側があえて「アラアラ」のコースを見せることで、相手にそのパスを選ばせ、タイミングを読んでインターセプトを狙う「駆け引き」も可能となってきます。

「アラアラ」のパスラインに入るのを基本のポジショニングとしながら、そこから①あえて下がってパスカットを狙う、②高い位置を取っておいてパスカットを狙う、２つの狙い方ができます。

まとめ

「アラアラ」はフットサルにおいて基本戦術でありながら、非常に実用性の高い戦術です。

攻撃では攻撃のスイッチのために、守備では攻撃のスピードをあげさせないために、どちらの場合でも意識しておくべき、重要なポイントとなります。

初心者がこの「アラアラ」の動きを理解し、実践で意識するだけで、チームの連携力と戦術理解度は大きく向上します。特にサイドを起点とした攻撃の展開、逆サイドを使う意識、そして守備では駆け引きの仕方と狙いどころ——これらを少しずつ磨くことで、フットサルの楽しさも深まっていくでしょう。

動画でも、実際のポジショニングや実際のプレーを交えて「アラアラ」を紹介しているので、ぜひチェックして、自分のプレーに取り入れてみてください。まずは『アラアラを制する者は、フットサルを制す』と言っても過言ではないかもしれません。