フットサル出身の有名サッカー選手【海外・日本】

筆者
フットサル出身の有名サッカー選手を紹介します!

こんにちは中井健介です!

サッカー界で活躍する多くのスター選手たちは、幼少期にフットサルを経験し、その技術を磨いてきましたのをご存じでしょうか?

フットサルは、狭いスペースでのボールコントロールや迅速な判断力を養うのに適しており、サッカー選手の基礎技術向上に大きく寄与しています。

本記事では、フットサル出身の海外および日本のサッカー選手たちを紹介していきます。

筆者のプロフィール
  • フットサル日本一経験者
  • 元Fリーガー(ペスカドーラ町田)
  • 自らが選手兼監督を務めるFC NAKAIを立ち上げ、YouTube番組「目指せ!Fの頂」が総再生回数400万超え。

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目次

フットサル出身の海外サッカー選手

フットサル出身の有名海外サッカー選手をご紹介します。

ネイマール

ブラジル出身のネイマールは、幼少期にフットサルやストリートサッカーに熱中していました。 5~6歳頃にフットサルのチームに入り、テクニックと状況判断力を磨いていました。彼の得意とする「シザース」(ポルトガル語で「ペダラーダ」)などの華麗なドリブル技術は、フットサルで培われたものです。

また、フットサルでよくみられるフェイクのような動きもネイマールは多用します。ネイマールのプレーを見ているとフットサルを感じることがめちゃくちゃあります。

フットサルをプレーすることは、サッカーをプレーするうえでも大きな助けになる。素早く判断することを学べるからね。サッカーはよりダイナミックになっているし、特にヨーロッパでは、スペースもほとんどない。だから判断を早くしなければいけない。フットサルをやっていた経験が生きていると感じるよ。フットサルは、僕の情熱の一つだ。プレーするのが大好きだったけど、サッカーでより成長するためにプレーを止めざるを得なかったんだよ
参考:フットサルの重要性を説くネイマールとフッキ

フッキ

元ブラジル代表でJリーグでもプレーしたフィジカルモンスター「フッキ」も幼いころにフットサルを学んでいたようです。「5歳か7歳くらいの頃にフットサルをやっていた。大好きだった」と答えています。

フットサルをたくさんプレーした人は、サッカーのピッチでもフットサルで学んだことを表現できる。フットサルにはいくつかの局面を打開する戦術的な動きがある。覚えるのは大変だけど、フットサルを経験していれば、サッカーのピッチでも役に立つんだ。僕はボールコントロール、ボールキープの仕方をフットサルから学んだ。フットサルではボールが速く動いている。スピーディーだし、プレーするにも、マークに付くにも、アジリティがより必要だ。そういう要素は間違いなくサッカーでも役に立つよ

参考:フットサルの重要性を説くネイマールとフッキ

ロナウジーニョ

ロナウジーニョもまた、幼少期にフットサルやストリートサッカーを経験しています。彼の代名詞である「エラシコ」などのトリッキーなプレーは、フットサルで磨かれた技術によるものです。ロナウジーニョのプレーをよく見るとフットサルでよく使うような足裏のタッチやピヴォ当ての技術を使っていることが分かります。

「僕が選手としての土台を作る上で、フットサルは決定的に重要だった。もし子供時代にフットサルをやっていなかったら、その後、選手として成功していたかどうかわからない」

参考:https://number.bunshun.jp/articles/-/850604?page=2

アンドレス・イニエスタ

アンドレス・イニエスタは、スペインの小さな町フエンテアルビージャで育ちました。幼少期、地元にはサッカー専用のグラウンドがなかったため、主にフットサルをプレーしていました。8歳のとき、近隣のアルバセテのアカデミーに所属し、本格的にサッカーを始めました。12歳で出場した7人制の大会での活躍が注目され、FCバルセロナの下部組織「ラ・マシア」への入団が決まりました。

イニエスタは、幼少期から戦術的な理解力や、味方や相手の動きを予測する力に優れていたとされています。彼自身、サッカーとフットサルの違いについて、「戦術や動きの面での違いはあるけど、ボールコントロールや素早い判断など、本質的な部分は同じだ」と述べています。

また、彼の元コーチであるフアン・カルロス氏は、イニエスタについて「幼少期からグラウンド内では、頭の良さが目立つ存在でした。戦術的な理解力の高さや、相手やチームメイトがどう動くかなど、プレーを予測する力は他の選手よりも秀でていました」と語っています。

このように、イニエスタの卓越したボールコントロールや迅速な判断力は、幼少期のフットサル経験と、その後のサッカーでの研鑽によって培われたものです。

ロナウド

ブラジルの伝説的なストライカー、ロナウドも幼少期にフットサルを経験しています。彼の得意とする「トーキック」などの技術は、フットサルで培われたものです。ロナウドは、フットサルでの経験がサッカーにおける技術の向上に大いに役立ったと語っています。

ジダン

フランスのレジェンドであるジダンも、幼少期にフットサルで技術を磨きました。彼の完璧なトラップやボールコントロールは、フットサルで培われた部分もあるようです。ジダンは、フットサルでの経験がサッカーにおける技術の基盤となったと述べています。

幼少期にフットサルをやっていた日本人サッカー選手

幼少期にフットサルをやっていた日本人サッカー選手もたくさんいますので、何人かご紹介します。

三浦知良

三浦知良選手、通称「カズ」は、世界最年長のプロサッカー選手として知られています。彼はサッカー日本代表として長年活躍し、2012年にはエスポラーダ北海道でFリーグデビュー。45歳でフットサル日本代表に選出され、タイで開催されたフットサルワールドカップに出場しました。

この大会で、日本代表は初めてグループリーグを突破し、決勝トーナメントに進出しました。カズ選手は大会を通じてチームに貢献し、フットサルの普及と注目度の向上にも寄与しました。

また、高校2年生の時にブラジルに渡ったカズは、現地でフットサルプレーヤーとしてもプレーしました。

カズ選手のフットサル日本代表としての挑戦は、サッカー界だけでなく、フットサル界にも大きな影響を与えました。彼の情熱と献身は、多くの人々に感動を与え続けています。

中島翔哉

日本代表の背番号10を背負う中島翔哉選手は、幼少期からサッカーとフットサルの両方に取り組んできました。小学生時代には、東京ヴェルディジュニアに所属し、2007年にはJFA全日本U-12フットサル選手権大会(現JFAバーモントカップ)に出場し、準優勝を果たしました。この大会で中島選手は優秀選手の一人に選ばれ、その卓越したドリブル技術はフットサルで培われたものとされています。

中島選手自身も、「ボールに触ることでしかうまくならないと思ってプレーしてきましたし、その点でもフットサルは重要だったと思います」と語っており、フットサル経験が自身の成長に大きく寄与したと述べています。

また、彼の幼少期の指導者である永田雅人氏は、中島選手について「カバンのなかにはいつもミニサッカーボールを入れていて、どこでもボールを触っていた」と述べており、そのボールへの情熱が現在のプレースタイルの基盤となっていることが伺えます。

このように、フットサルで培った技術や経験が、中島翔哉選手の独特なプレースタイルや卓越したドリブル技術の礎となっています。

原口元気

原口元気選手は、幼少期からサッカーとフットサルの両方で卓越した才能を発揮していました。埼玉県の江南南サッカー少年団に所属し、2003年の全日本少年サッカー大会でチームを優勝に導きました。翌年には、JFA全日本U-12フットサル選手権大会(現JFAバーモントカップ)に出場し、決勝戦で6ゴール7アシストと全得点に絡む驚異的な活躍を見せ、チームの全国二冠達成に大きく貢献しました。

その後、浦和レッズの下部組織に進み、2009年にトップチームとプロ契約を結びました。プロとしてのキャリアを積む中で、原口選手はその卓越した技術と判断力で注目を集め、ドイツ・ブンデスリーガの複数クラブでも活躍しました。

近年では、元Jリーガーの那須大亮氏のYouTubeチャンネルやテレビ番組『やべっちF.C.』のフットサル対決に出演し、真剣なプレーで視聴者を魅了しています。これらの活動を通じて、原口選手のフットサルへの情熱と、その技術が現在のプレースタイルの基盤となっていることが伺えます。

小野伸二

小野伸二選手は、1992年に開催された第1回全日本少年ミニサッカー大会(現JFAバーモントカップ)に、所属チームの沼津FCの一員として出場しました。チームは準優勝となり、小野選手自身も大会優秀選手に選ばれ、その卓越した才能が全国に知られるきっかけとなりました。

この大会の決勝で対戦した読売サッカークラブジュニアユースには、後にフットサル日本代表の監督を務める木暮賢一郎氏が所属しており、彼らの対戦は後の日本サッカー界とフットサル界を担う人材の競演となりました。

フットサルを取り入れて高校サッカーで結果を残している帝京長岡

https://number.bunshun.jp/articles/-/833161

帝京長岡高校は、新潟県長岡市に位置する高校で、サッカーとフットサルの両面で優れた実績を持っています。特に、冬季の積雪が多い地域特性を活かし、体育館でのフットサル練習を取り入れることで、選手たちの技術向上を図っています。

この取り組みの成果として、2012年度の全国高校サッカー選手権大会では、小塚和季選手(現清水エスパルス)らを擁し、ベスト8進出を果たしました。また、全日本U-18フットサル選手権大会では、過去に2度の優勝経験があり、2024年の第11回大会では第3位という成績を収めています。

さらに、帝京長岡高校出身の長坂拓海選手や石田健太郎選手は、フットサル日本代表として活躍しており、同校の育成方針が実を結んでいることを示しています。

このように、帝京長岡高校はフットサルを効果的に取り入れることで、サッカーとフットサルの両分野で成果を上げています。

フットサルがサッカーの上達に活きるのは明らかです。

僕は22歳までサッカーをし、大学を卒業してからフットサルを始めました。

22歳で初めて競技フットサルに触れた自分は身体能力はあったけれど、フットサルの戦術は全く知らず『お前とプレーすると無茶苦茶になるんだよ。』と愚痴を溢されるほど、考えてプレーしていませんでした。この言葉に”衝撃”を受け心を痛めたのを今でも覚えています。

そこから、「考えるフットサル」を実践するようになり、少しずつ結果が出始め、フットサル日本一を経験することができました。

フットサルは相手との距離感が近く駆け引きの数がサッカーよりも多いからこそ、どうやったらいいプレーができるかを「考える」ことが非常に重要になります。

この「考える習慣」がサッカーにも絶対に活きると考えています。

もちろんよく述べられるように、狭いスペースでのボールタッチ技術なども磨かれますが、僕としては「考える習慣」が身につくことがフットサルの最大のメリットです。

また、コートが狭い分一瞬の判断力も磨かれます。

フットサルを本気で学ぶことで、サッカーの上達にも確実に役立つので、もっと日本で幼少期にフットサルをすることが当たり前になるといいのになと思って日々活動しています。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

小学4年生でサッカーを始め、滝川第二高校サッカー部を経て、専修大学体育会サッカー部に入部。1年時にレギュラーポジションを獲得すると、関東大学サッカーリーグ戦などで活躍。
大学3年時に日本フットサルリーグ所属のペスカドーラ町田のセレクションを受け、大学卒業後の2012年にチームに加入。2016年、全日本フットサル選手権優勝。2017年、日本代表に招集。
2019年、自らが選手兼監督を務めるFC NAKAIを立ち上げると、YouTube番組「目指せ!Fの頂」が総再生回数400万を超える。
2020年にはSAS INTERNATIONAL CUPに招待され、地元マレーシアのパハン・レンジャーズを撃破し3位となる。

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