- フットサル日本一経験者
- 元Fリーガー(ペスカドーラ町田)
- 自らが選手兼監督を務めるFC NAKAIを立ち上げ、YouTube番組「目指せ!Fの頂」が総再生回数400万超え。
フットサルの「4秒ルール」とは?
フットサルの「4秒ルール」は、ボールがコートの外に出てキックインだったり、コーナーキックだったりと、セットプレーで再開するときに、その再開を4秒以内に始めなければならないというルールです。試合のスピーディーな展開を促進し、停滞を防ぐために導入されています。
4秒ルールの適用対象となるプレーは以下です。
- クリアランス
- キックイン
- コーナーキック
- フリーキック
- インプレー中にゴレイロが自陣でボールを保持
基本的にはセットプレーは4秒以内と考えておけば間違いないです。
少しイレギュラーなルールとしてゴレイロは自陣にいるときは4秒以上ボールを持つことが出来ません。4秒を超えてしまうとその場所から相手の間接フリーキックになります。
「インプレー中にゴレイロが自陣でボールを保持」についてはこちらのフットサルのキーパー(ゴレイロ)に関するルールをまとめましたという記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
4秒カウントの開始
4秒ルールの存在は知っていても4秒カウント開始のタイミングを把握していないと、4秒を経過し相手ボールになってしまう可能性があります。
数え始めるタイミングとしては「試合を再開できる」とレフリーが判断してからになりますので、ボールをセットしてからもたもたしていると4秒ルールの反則となります。逆にボールが転がっていってしまって取りに行っている最中などは準備ができていないため、カウントが開始されません。
以下は競技規則のキックインに関する内容の抜粋です。
進め方は、次の方法に限る。
※JFA発行フットサル競技規則 2017/2018より抜粋
●ボールがピッチから出た地点、またはピッチ外で、その地点から25cm以内の場所から、必ず静止したボールをける。
●ボールは、ける準備ができてから4秒以内にける。
ボールは、ピッチに入ったときにインプレーとなる。
審判は「蹴る準備」ができたら4秒カウントを開始しします。
審判はわかりやすく手でカウントをしてくれるので不安になったら、審判のジェスチャーを確認しましょう。
よくある間違い
よくある勘違いとして、じゃあボールをあえてセットしなければ蹴る準備ができていないから4秒カウントされないじゃん!
と思う方もいるかもしれません。これは多くの方がやりがちな勘違いです!
ける準備ができたと審判が判断したところから4秒カウントが始まります。
ボールをライン上に置かなくても、ボールを手にもって味方のゆっくりサインを出したりしていたら、始められるのに始めていないと判断されて、4秒カウントを開始されます。
このルールを勘違いされていた方は、注意しましょう!
4秒経ってしまうとどうなる?
4秒が経ってしまうと相手ボールになります。
以下はそれぞれの事例です。
キックインで4秒が経ってしまった
キックインで4秒が経ってしまった場合、同じ位置からの相手ボールのキックインになります。
コーナーキックで4秒が経ってしまった
コーナーキックで4秒が経ってしまった場合、相手ボールのクリアランス(相手ゴレイロのスロー)からの再開になります。
クリアランスで4秒が経ってしまった
クリアランスで4秒が経ってしまった場合、ペナルティライン上から相手ボールの間接フリーキックで再開です
フリーキックで4秒が経ってしまった
フリーキックで4秒が経ってしまった場合、同じ位置から相手ボールの間接フリーキックで再開です。
まとめ
フットサルの「4秒ルール」について理解いただけたでしょうか?
要するにプレーの再開は4秒以内にしようねっていうルールです!
初心者の方がつまづきやすい部分ですが、サクッと理解してフットサルを楽しみましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました!